ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

envy 「From Here To Eternity」

1998年発表、envyのアルバム。

ポストハードコア系で語りかけるボーカルから叫びだすなど印象的であった。

暗い歌詞を叫ぶように歌う後ろで激しいドラムとベースがある一方でギターがとても叙情的(?)なアルペジオだったりを弾いていて美しさとか浮遊感があった。1曲目、冒頭の静かなギターパートから怒涛の力強い歪んだギターと激しいボーカル、そして終盤のブレイクといった盛り上がるような気がする曲である。2曲目の「Trembled」は弾き語りのような静かなところからいきなり激しく早くなるという緩急をつけ、終盤コーラスとの掛け合いがあり印象に残った。ハイハットの4カウントから始まる疾走感あるハードコアな曲が3曲目から連続で続き、その中で怒りや悲しみといった負の感情をエモーショナルな叫びに乗せている。「For You Who Died」ではギターのハーモニクスの部分がタイトルや歌詞とは真逆の煌びやかな雰囲気にしている。収録曲の大半が3分以内で、そういった疾走感溢れる曲が多くあっという間にアルバムが終わってしまう感じがした。シークレットトラックなのか最後に444 Wordsという曲というか語りが収録されている。

少し疲れたとき聴いていたい。

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Rating 8.1/10