ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

FINLANDS 「LOVE」

2017年発表のミニアルバム。

 

ロディアスなベースラインが印象的な「カルト」は軽やかなギターが曲中に明るい印象を与えている。また「フライデー」では流行りに乗ったかのようなメロディや裏打ちドラムの楽曲となっているが、ボーカルの千切れそうな「キュッ」という高音での声でFINLANDSならではというオリジナリティーを出している。「サービスナンバー」では推進力に溢れた激しい演奏をしているが『Paper』と比べるとおとなしい曲がメインであるように思える。「恋の前」は結婚詐欺の歌らしく、このアルバム内で諸々が一番激しい楽曲である。声帯が千切れそうな声で歌うより「Baby Sugar」のように優しい声で歌っている浮遊感のある曲が多く、それでもエモーショナルである。「恋の前」や「オーバーナイト」など重めの恋愛の歌詞が多く女版マイヘア、クリープハイプみたいなところがある。ミニアルバムということでコンパクトではあるが幅の広さを感じることができる。

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7.8/10.0