ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Veil Of Maya 「False Idol」

V

イリノイ出身の4人組による2年ぶりの6作目。 低音で激しくかつ複雑なリフと構成が特徴であるDjentシーンで活躍するVoMであるが今作でも健在である。短い導入部を終えて初っ端の3曲から激しく複雑なリフで畳み掛ける。その激しさの一方でクリーンボイスではPe…

米津玄師 「Bootleg」

Y

2017年発表の4枚目のアルバム。 タイアップ曲などで先に発表されていた曲が多く寄せ集め感が出て散らかったような印象かと思いきやそんなことはなく一つ一つが存在感を発揮しつつも一つの大きな流れとしてまとまりのあるアルバムとなっている。「海賊版」と…

Beck 「Colors」

B

2017年発表の13枚目のアルバム。 Beckもまた昨今の流行であるダンスポップ的アルバムを制作したようである。全体的に様々な楽器で音を隙間なく詰め込んだ印象があるものの、爽やかで鬱陶しさはない。しかしただのダンスポップのアルバムではなくいろいろな要…

If Anything Happens To The Cat 「Mangata」

I

ベルギー産ポストロックバンドによる2017年発表の2枚目のアルバム。 アンビエントやAmerican Footballのようなエモ的要素を含んでいるポストロックバンドである。オープニングの「Lakesides, Endless」は悲しげなアルペジオが主体となって浮遊感のある幕開け…

Joy Opposites 「Find Hell」

J

2017年発表の2枚目。 日本のオルタナシーンで活躍する彼らの今作はホステスからのリリースである。激しくもありつつも全体的に洗練されシンプルでありながら奥深さがある。初っ端の「Blond Dogs」から悲しげなアルペジオと熱量を感じるリフのイントロで惹き…

Celeste 「Infidèle(s)」

C

フランスのリヨン出身のダークハードコアバンドによる2017年発表の6枚目のアルバム。 ダークハードコアってなんだって感じであるがとりあえずダークな世界観のハードコアらしい。とにかくひたすら叫び続けるのであるがハードコア特有の破壊しながらの疾走感…

Converge 「The Dusk In Us」

C

アメリカボストンにて1990年結成、マスコアの雄であるConvergeの2017年発表の9枚目のアルバム。 日本ではカオティックハードコアといった方が馴染みが深いであろう彼らの今作も激しく暴れまわっている。巧みに緩急を使い分け、変拍子を変拍子と思わせないよ…

Gary Numan 「Savage (Songs from a Broken World)」

G

シンセポップのパイオニアであるGary Numanの約4年ぶり22作目のアルバム。 NINやマリリンマンソンなどのインダストリアル勢に影響を与えたGary Numanの新作は、アルバムのジャケットでも表現しているように荒廃した世界、温暖化によって荒廃し砂漠化した不毛…

Weezer 「Pacific Daydreams」

W

前作から1年ぶりの11枚目のアルバム。 前作では初期のアルバムのような荒々しくもあるがポップな要素を散りばめたアルバムであった。大方Weezerといえば初期のブルーアルバムやグリーンアルバムのような荒々しく豪華なイメージは一切ない音楽をイメージする…

Kartikeya 「Samundra」

K

南インドの古典音楽カルナータカをベースにしたプログレッシブメタルのKARTIKEYAによる5部作の1作目。 Djentのようなザクザクとした低音の刻みや激しく歪んだギターの洋風なサウンドに合わせて何の楽器の音かさっぱりわからないがエスニックな音色の美しいサ…