ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

2018-01-01から1年間の記事一覧

2018年のライブ

今年は17回ライブに行きました。来日公演の二日間両日行くとかわけのわからないことをしたなあって感じが多々ありました。まあそんな感じでよかったアクトをあげたいと思います。 1. Nine Inch Nails (Sonic Mania) ようやく見れたNIN。好きな曲も聴けたのも…

2018年のアルバム

なんだかんだ途中から全く更新しなくなりましたが、年の瀬ですのでよかったやつを上げていきたいと思います。面倒なので順位はつけません。 1. Sleep 「The Science」 世界大麻の日である4月20日に突如発表されたアルバム。今までは聖なる山やエルサレムを目…

Svalbard 「It's Hard to Have Hope」

S

UK発の女性ギターボーカルによる激情系ポストハードコア、ポストメタルバンド2018年発表の2ndアルバム。 初っ端から最後まで息切れすることなく無給のインターン、リベンジポルノ、女性蔑視など社会に対する怒りのエネルギーに満ち溢れている。ブラックメタ…

FINLANDS 「BI」

F

2018年発表の2枚目のアルバム。 高音でキュッと鳴る声が特徴であるFINLANDS、今作でも1曲目の『PET』からその音が聴ける。二面性があるという今作は、曲の緩急がハッキリとしている。スピード感があり、途中自由に音を出すギターが特徴の『yellow boost』と…

The Get Up Kids 「Kicker - EP」

G

アメリカのエモ、オルタナバンドによる7年ぶりとなる2018年発表のEP。 オープニングの『Maybe』からメロディアスなポップパンクの明るい歌とシンプルなギターが印象的である。青臭いメロディーが突き刺さる。特に『I'm Sorry』はイントロから青臭さが一段と…

The Fever 333 「Made an America」

F

ヴォーカル、ギター、ドラムという編成で2017年に結成されたバンドによる2018年発表のデビューEP。 フロントマンであるJason Aalon Butlerは、2017年に解散したLETLIVE.というポスト・ハードコア・バンドのヴォーカル、NORMA JEANの初代ヴォーカリストによる…

Cancer Bats 「The Spark That Moves」

C

カナダ発のハードコア、ポストハードコア、メタルコア、スラッジなどを含有した4人組による6枚目のアルバム。 1曲目「Gatekeeper」重たくグルーブメタルを彷彿とさせるような思わず頭を振りたくなる重たくうねるリフでLamb of Godをイメージさせる。続く「Br…

チャットモンチー 「誕生」

現在の日本を代表するガールズバンドといっても過言ではないほど有名なチャットモンチーの最後のアルバム。 二人体制になってエレクトロニカに重きを置いたアルバムとなっている。『たったさっきから3000年までの話』では未来への期待、不安などを歌っている…

SWARRRM/killie 「耐え忍び霞を喰らう」

2017年発表のスプリット。2018年にセカンドプレスされた。 SWARRRMではアルバム『こわれはじめる』にも収録されている『愛のうた』と『あなたにだかれ こわれはじめる』が収録されている。騒々しいグラインドコアの演奏の中で歌謡曲のようなメロディーを唸り…

老人の仕事 「老人の仕事」

killie、johann、CxPxSのメンバーで結成された3ピースインストゥルメンタル・ドゥーム/スラッジコアバンである老人の仕事によるデビューアルバム。 重厚なベースとドラムに加えて煙たいギターリフがDoomな世界へと聴き手を連れていく。ボーカルはなく、ただ…

Fu Manchu 「Clone of the Universe」

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ストーナー・デザートロックの雄であるFu Manchuによる4年ぶりとなる2018年発表のアルバム。 オープニングを飾る「Intelligent Worship」は乗りやすいテンポでグイグイ進んでいきつつサイケデリックなギターソロが秀逸である。どっしりと重く構えていながら…

Dylan Carlson 「Conquistador」

D

2018年発表のソロデビュー作。 EarthのギタリストかつEarthの発起人でもあるドローン・ドゥームマスターのDylan Carlsonによるソロデビュー作。EarthといえばSub Popから出された3曲70分というEarth 2に代表されるような強烈で重苦しい重低音のノイズがひた…

羊文学 「オレンジチョコレートハウスまでの道のり」

H

女性ボーカルのスリーピースバンドによる2018年発表の2枚目のEP。 前作の雰囲気とは異なる雰囲気を纏った今作。前作よりも落ち着き、儚げなボーカルとメロディに磨きがかかっている独自の雰囲気を持っている。「ブレーメン」ではふわりと柔らかく包み込むよ…

マグダラ呪念 「人外奇譚」

M

2018年発表の10年ぶりの3rdアルバム。 日本のドゥームバンドである彼女らの10年ぶりの新作はサバスのようなヘヴィなサウンドをより重く遅くし、それにノロノロとおどろおどろしい和のメロディがついている。一見人間椅子かのような表現であるが、人間椅子は…

SWARRRM 「こわれはじめる」

S

2018年発表の5thアルバム。 神戸出身のグラインドコア、激情ハードコアバンドの4年ぶりのアルバムである。様々なアンダーグラウンドシーンのバンドとスプリットを出してきた彼らの最新作は、強烈な怒涛のブラストビートや生々しい音で録音されたギターの上に…

killie 「犯罪者が犯した罪の再審始まる」

K

2018年発表、日本のアンダーグラウンドシーンで活動する激情ハードコアバンドの編集盤。 活動10年を迎えた彼らの、今まで小口発表してきて廃盤となった楽曲を再レコーディングし、未発表曲も含めたディスコグラフィーを兼ねたようなアルバムとなっている。激…

Melvins 「Pinkus Abortion Technician」

M

Alternative・Sludgeの大御所であるMelvinsの1年ぶりとなるアルバム。 彼ら特有の悪ふざけと癖の強さを随所にちりばめている。何よりもベースがButthole Surfersのジェフ・ピンカスとRedd Krossのスティーブン・マクドナルドというツインベース体制によるア…

Earthless 「Black Heaven」

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カリフォルニアのサンディエゴのスリーピースバンドである彼らの5年ぶりとなる4枚目のフルアルバム。 インストバンドとしてよく知られている彼らであるが今作では収録されている6曲のうち4曲でギタリストであるIsaiah Mitchell がボーカルを担当している。強…

Sleep 「The Sciences」

S

2018年の初っ端に初来日を果たし、地下に潜るドゥーム・ストーナーファンを狂喜乱舞させた大御所Sleepが最後の作品となっていたDopesmoker以来となる15年ぶり(完全な新作としては19年ぶり)となる復活作。アルバムの公開日は世界マリファナデーでもある4月20…

Teenage Wrist 「Chrome Neon Jesus」

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2018年発表のLA出身のスリーピースバンドによるデビューアルバム。 90年代の様々なオルタナ・グランジ界隈やハードコア系統からの影響が感じられる。シューゲイザーのように轟音かつファジーなギターサウンドとダイナミックなドラム、そしてグランジのように…

THE BACK HORN 「情景泥棒」

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2018年発表のインディーズ期以来となるミニアルバム。 不気味なジャケットとは打って変わってオープニングを飾る「Running Away」はマリンバの音がうまくハマっており、ベースを軸としながら疾走感のあるメロディが駆け抜けていく。「儚き獣たち」ではイント…

SECRETS「SECRETS」

S

2010年結成、カリフォルニア州サンディエゴ出身のポストハードコアバンドによる通算4枚目のフルアルバム。 スクリーム担当のボーカルとクリーン担当のボーカルがおり、今まで同様メリハリがはっきりとついているバンドという印象である。更に今作ではシンガ…