ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

Fu Manchu 「Clone of the Universe」

ストーナー・デザートロックの雄であるFu Manchuによる4年ぶりとなる2018年発表のアルバム。

 

オープニングを飾る「Intelligent Worship」は乗りやすいテンポでグイグイ進んでいきつつサイケデリックなギターソロが秀逸である。どっしりと重く構えていながらとっつきやすさがある楽曲が並んでいる。また「Don't Panic」はハードコア・パンクのような疾走感をもった2分弱の曲であるが、重さは失われておらず、デザートロック感が強い佳曲である。アルバムのほとんどを占める6曲が3分前後となっており、リフも思わず頭を振ってしまうようなヘビーさとかっこよさを併せ持っている。そして最後の曲である「Il Mostro Atomico」は18分を超える楽曲となっており、アルバム全体がおよそ37分であるのでアルバムの収録時間の大半を占める楽曲となっている。またこの楽曲はRushのAlex Lifesonが参加している曲でもある。ほかの6曲に比べるとストーナー・ドゥーム感、サイケデリックの要素の強い楽曲となっている。目まぐるしく変わる展開に飽きさせることなくあっという間に18分が過ぎてしまう圧巻の楽曲である。

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7.8/10.0