ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

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マグダラ呪念 「人外奇譚」

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2018年発表の10年ぶりの3rdアルバム。 日本のドゥームバンドである彼女らの10年ぶりの新作はサバスのようなヘヴィなサウンドをより重く遅くし、それにノロノロとおどろおどろしい和のメロディがついている。一見人間椅子かのような表現であるが、人間椅子は…

Melvins 「Pinkus Abortion Technician」

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Alternative・Sludgeの大御所であるMelvinsの1年ぶりとなるアルバム。 彼ら特有の悪ふざけと癖の強さを随所にちりばめている。何よりもベースがButthole Surfersのジェフ・ピンカスとRedd Krossのスティーブン・マクドナルドというツインベース体制によるア…

METZ 「Strange Peace」

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Sub Pop所属のカナダ出身の3人組による2017年発表の3枚目のアルバム。 今作ではエンジニアにスティーヴ・アルビニを迎えている。オープナーの「Mess of Wires」から相変わらず荒々しい音で、さらに磨きがかかって音に鋭さがあるように思える。攻撃的なドラム…

MONOEYES 「Dim The Lights」

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2017年発表の2枚目のフルアルバム。 「Leaving Without Us」の爽やかなアルペジオで始まる。「Free Throw」はポップパンクな軽快でメリハリのある、そしてどこか寂しいような仕上がりとなっている。このアルバムではベースのスコットマーフィーがリードボー…

Mutoid Man 「War Moans」

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2012年結成アメリカのスリーピースバンドの2017年発表のアルバム。 初っ端の「Melt Your Mind」から轟く高速バスドラと激しいベースでブッ飛ばしハイトーンボイスと刻むギターでさらに加速させていく。ドラムがConvergeということもありあからさまな変拍子気…

Mono 「Requiem For Hell」

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日本を代表する轟音系ポストロックバンドの2016年発表の9作目のアルバム。 プロデュース、録音、ミックスはスティーヴ・アルビニが担当しているアルバムである。アルバムは僅か5曲のみであるが46分と重量のあるアルバムとなっている。最短でも5分近くの曲で…