ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

人間椅子 「異次元からの咆哮」

日本を代表すると言っても過言でないほどのベテランスリーピースバンド2017年発表の記念すべき20枚目のアルバム。

 

今作もHR/HM感が満載といった内容で、ワジーの三味線のようなギターリフも炸裂している。ドゥームやスラッジ色のリフとわらべ歌のようなメロディの「月夜の鬼踊り」や、Deep Purpleを思い起こす70年代のハードロックのようなリフの「悪夢の添乗員」といった曲、ノリの良いリズムで様々な楽器が入ってる「もののけフィーバー」といった曲、そしてBlack Sabbathのようなリフと曲名の「悪魔祈祷書」というヘヴィな曲まで揃っている。最も面白い曲はイントロや間奏でバイクのエンジン音をギターで再現した「地獄のベビーライダー」である。曲中に見られる掛け声やサビの「ブッ飛ばせぃッブッ飛ばせぃッ」がライブで映えることは間違いないと思う。人間椅子が追い求めてきたHR/HMの要素やHR/HMの歴史を辿ることもできる。この20枚目のアルバムである今作だがガツンとくる一発のある曲があるアルバムというよりは今までの集大成ともいうべき良曲が揃っていなごら遊び心も満載なアルバムである。

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8.0/10.0