ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

Tera Melos 「Trash Generator」

カリフォルニアの3人組による5枚目のアルバム。

 

みんな大好きBattlesなどと同じくマスロックバンドと言われている。終始一貫した不穏なベースリフで始まりお経のような歌が入ってくる「System Preferences」で幕を開けるこのアルバム。変態的テクニカルな曲である表題曲の「Trash Generator」はポップなメロディと変態的リフと拍子が詰まっている。一方で「Warpless Run」では変態ギターソロとハードコアの要素が感じられるような疾走感のあるそれなりにシンプルな前半とそこから展開して疾走感を感じない不思議な展開へと持っていく。電子音から幕を開けて後半これまた摩訶不思議な展開を見せメインのサビに戻る「A Universal Gong」といったプログレッシブな強烈だが5分とコンパクトにまとまっている。複雑なギターのリフや蠢くベース、そしてギターソロは飛び道具を使いまくる変態ギターとジェットコースターのような予想外のプログレッシブな曲の展開で脳を揺さぶってくる。3人組とは思えない1枚。

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7.0/10.0