ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

Periphery 「Juggernaut:Omega」

Alphaの対となる3rdアルバムOmega。こっちが4枚目のアルバムとなっている。

 

Alphaと同様1曲目は違和感を覚えるが2曲目の「The Bad Thing」はミドルテンポで複雑な重低音の効いたリフが揺さぶってくる曲となっている。また「Graveless」ではカオティックハードコアのようなアグレッシブさとDjentの刻みとヘヴィさが同居している。「Hell Below」では前半のミドルテンポでヘヴィな楽器陣と叫び続けるボーカルで成り立っていて後半突如お洒落な展開になるプログレッシブな曲。そして表題曲「Omega」は11分半を超える長作となっている。階段を駆け上がるようなリフで始まり、ヘヴィな雰囲気から突然オシャレな雰囲気になったり、そこからまたヘヴィになったりなどなど何度も様々な展開を見せる詰め込みまくりな曲である。エモ系統のメロディからヘヴィなアウトロで曲を終える。クローザーの「Strange Thing」はエモ系統のメロディとDjentな楽器陣というPeriphery Ⅲに繋がる曲である。対をなすAlpha同様なエモ系統からのアプローチが見られるが、Omegaの方がAlphaよりプログレッシブでヘヴィかつDjentな曲が多い。

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7.2/10.0