ユンボにまたがって

聴いた音楽の感想等々

GLIM SPANKY 「BIZARRE CARNIVAL」

2017年発表の3作目のアルバム。

 

ジャケットからしてサイケデリックな感じが強めではあるで楽曲もサイケな曲が多いアルバムとなっている。特に二曲目の表題曲の「BIZARRE CARNIVAL」はThe Beatlesの「Lucy In The Sky With A Diamond」を彷彿とさせるサイケなサウンドである。また歌詞の面でも「The Trip」ではルーシーなどの人名が出てきたりするなど曲名にあるようにトリップしている感じがある。しかしそれでも基調となるロックンロールやブルース色は失ってはいない。「吹き抜く風のように」や「ビートニクス」では強いメッセージとともにロックをしている楽曲である。クローザーの「アイスタンドアローン」は壮大なイントロと荒々しい歪みが印象的でサイケとロックを上手く融合させた楽曲である。これといったキラーチューンは無いが全体を通してまとまっている。従来のロックンロール色より今作ではThe Beatlesのようなサイケデリック色が強く出ているがただのサイケではなく、GLIM SPANKYらしさがあるサイケな楽曲に陶酔する。

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7.7/10.0